【映画】ユージュアル・ネイバー
炭酸で割って飲むパインアメサワーの原液を買ったらめちゃくちゃおいしかったので、興味のある方は手に取ってみてください。オススメ
パインアメサワーが美味しかったので、面白かった映画の話をしたいと思います。
「ユージュアル・ネイバー」
郊外の親戚宅に新しく引っ越してきた女の子が、近くに住む、脚の病気で外に出られず家にこもりきりの男の子と出会い、お互いの「初めての友達」として、大人たちにナイショでその仲を深め合うやさしいボーイミーツガール…
…なんてほんわかした映画だと思ったか!バカめ!ズドン!!バン!!ドカドカ!!
と、もういくらなんでもあまりにも目を覆いたくなるような、強烈で生々しいDVを全力でぶつけこちらの精神をグラインダーでゴリッゴリに削り取りながら、その裏でえげつない謎も進行してくるという、胸糞ながら最高のサスペンスです。
なんといっても、足の不自由な少年アンディのママ、このDDV(ダイナミック・ドメスティック・バイオレンス)がすさまじい…静と動の狂気を両方たっぷりと持ち合わせていて、観てるだけでヒュンってなります。これがあまりにもパワフルなので、そこそこ元気なときに観ないとかなりダメージくらうかもしれません。ぼくは元気でよかった…2回目は知ってて身構えたのでよかった…
DVがものすごいのですが、生スリラーではなくて(生スリラーって何だ?)基本はサスペンスであって、物語に置かれた小規模の謎と子供ゆえの突破力のなさのバランスが良くて、いい感じにドキドキ、ハラハラ出来る作りになっています。このくらいのパワーバランスが好きだなぁ
この映画、原題は「THE HARVEST」なんですけど、このタイトルつけた人宇宙で一番シュミが悪いとおもいます…いやそのとおりなんですけどね。趣味が悪い。人の心がない
んで!!
日本版のジャケットというか宣材や邦題のサブタイトルは「え…それ観る前に言っちゃっていいの?」みたいなことが書いてあるので、もしこの記事で興味がわいたら、できればそれ以外の宣材や前情報は目に入れないで映画を観てほしい…(この紹介もそれなりに気を付けているつもりではあります)…という悩ましい作品です。どうしてこんなことに…
(予告編も貼ろうと思ったんですけど、内容をけっこう説明しちゃってるので今回は省きました。もう!!)