こぶのなかのしる

観た映画のこととか、アナログゲームの事とか、それ以外のことも少し…

【映画】ハウス・シャーク

今日はメガネのパーツが吹っ飛んだ以外特に何もありませんでした。

 

メガネのパーツが吹っ飛んだので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「ハウス・シャーク」 

 

 配管を通って家の中に現れる(???)ハウスシャークに家族を殺された主人公が、悪徳不動産業者から自分の家を守るためにハウスシャーク専門家(???)や超能力不動産診断士(???)やリンカーン大統領(???)と協力してハウスシャークと戦う、新世代シャークバトル映画です。大丈夫ですぼくはクスリやってないですそういう映画なんです。

 

とにかく、全体を通して登場人物や展開がトンチンカンすぎて最高です。急に超能力者が出てきたり急にリンカーン大統領が出てきたり、出てくるはずのない登場人物が突然シーンに乱入してきたり、ハウスシャークがレーザーガンを撃ってきたり、家具に変装してハウスシャークをやりすごしたり、あまりにも100点満点で300兆点すぎるんですよ。大丈夫ですぼくはクスリやってないですそういう映画なんです。

 

この映画、低予算で非常に頑張って水に沈んだ家の中でサメvs人間の水中戦を繰り広げることになるんですけど、このシーン、あまりにも頑張りすぎていて、多分ぼくが今まで観てきた人生の中ではダントツで一番好きな水中シーンになりました。あまりにも圧倒的すぎて、この場で説明することが出来ないし、その楽しさを味わっていただくために説明してはいけない、すさまじいシーンでした… ヒント:糸

 

 

あと、ケツを題材にしたジョークや軽口がやたらと一杯出てきます。ジョークといえばケツ、みたいなこだわりが感じられて良いですね(???)

 

全体を通して「低予算だからなんだってンだ!俺たちは“最高”の映画が撮れるんだ!見てろ世界!!」という力強い心意気が感じられる良い映画なので全人類と全サメと全一軒家に観てほしいですね!

 

 

 

ネタバレはないです。してもしょうがないとも言えます…

 

【映画】ゴーストシャーク

とんかつを小さく切らずに本体のままガブーと齧ると、心が豊かになりますね。

 

それがいとエモいので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「ゴーストシャーク」

 

榴弾とタバスコによって釣り人に殺された(????)巨大サメが、洞窟に隠されたサメ呪術(???)によって最強の怪物ゴーストシャークへと変貌し(???)水上陸上問わず様々な場所で無差別に人間たちを次々と襲う!という新感覚シャークパニック映画です。

 

この「様々な場所で人々を襲う!」というのがまさしく新感覚で、とにかく予想もしてない所から次々とゴーストシャークが飛び出てきます。たとえば、洗車をしているバケツから現れてバケツの中に人間を吸い込んで殺す、ウォーターサーバーから紙コップに潜んで飲んだ人間を内側から食い殺す、など、まさしく「人喰いザメが出てきたら面白そうな水のあるところ」大喜利と化しています。この企画会議めちゃくちゃ楽しかっただろうな…これだけでも100億点観るだけの意味がありますよ。面白すぎる。

女子供など問わず、殺す対象に一切容赦がないので「この人は殺されないだろうな…」という安心感が一切ないのがとても良いです。主人公たちがずっと警戒しているにもかかわらず思いもよらない所から水が出てくることで、トンチキな設定とは裏腹に結構丁寧に緊張感を配置しています。実は良質のパニック映画だった…??

 

ジャケット画像は詐欺なので、高層ビルも複数サメも出てきませんしサメCGも省エネなのですが、それ以外は基本的に実はとても良質な「おまえたちを退屈になんて決してさせない!」という強い気概によって支えられた楽しい作品です。

良い映画なので全人類と全幽霊と全サメに観てほしいですね!

 

 

 

特にネタバレとかはないです(サメなので)

【ボードゲーム】はじめて遊ぶときのお話

アイドルマスターシンデレラガールズのライブのために大阪に行き、無事に魂と肉体を破損して帰ってきました。

 

死んでしまったので、今回は面白いボードゲームの話をしてみたいと思います。

 

 

身内の間でボードゲームを遊ぶ機会以外に、特にボードゲーム会やボードゲームカフェでの参加なんかだと、複数人で囲んだ時に1~2人初めての方、もしくは初めてではないけど初心者の方が混じる、ということがままあると思います。…あるよね?

そんな時に、右も左も、というその方に対して、経験者側はどんなゲームを用意してどう遊んでもらうか、ということについていつも頭を悩ませているんじゃないかなーと思うのです。ぼくはいつもそれで迷っています。

ただでさえ不慣れな所にルールや手順の難しいゲームだと処理能力がパンクしてゲームどころじゃなくなってしまうし、いわゆる麻雀や将棋のように定石、プレイスキルが大きく出るゲームだと勝てないどころか勝負から置いていかれるということもあって、あまり楽しくないまま終わってしまうかもしれないなぁと、それは残念だなぁと思うのですよね。せっかくなので、勝てないまでも「いい勝負!」という実感をもって遊んでもらいたい…でも経験者側が手加減してあそぶのはバカみたいだし、そういうのって意外に分かってしまうのでガッカリされてしまいそうです。

 

というわけで、今回は「初めての人が混じっていてもみんなで楽しく遊びやすい」というテーマで、(個人的なオススメに偏っていますが)ゲームを紹介してみたいと思います。

 

基本的には

 

・ルールが直感的でわかりやすい

・プレイスキル差が(全く無いわけではないが)出にくい

・ダウンタイム(何もしない手持ち無沙汰な時間)が少ない

・総プレイ時間が30分前後で重くない

・お値段がお手ごろ

 

あたりを基準に選んでみました。

 

 

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【映画】ゾンビーバー

引き出しの中から買った覚えのない20面ダイスの詰め合わせが出てきました。

 

買った覚えがないので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「ゾンビーバー」 

湖のほとりにある山奥の別荘に遊びにきた軽薄なパリピ男女6人が、交通事故によって投棄された謎の危険薬物によって恐ろしい怪物・ゾンビーバーに進化したビーバーたちに襲われる、新感覚ビーバーパニック映画です。

 

このゾンビーバー、なんとゾンビ化しているくせに、生命力がやたら強いだけでなく、非常に頭が良いというか、もしかしたら主人公たちアホパリピ集団よりも賢いくらい…優先して電話線や配線を噛み切り(なぜならビーバーなので)、木製のバリケードや床板を齧って突破し(なぜならビーバーなので)最後にはコンセントに突撃して自らを炎上させながら家に放火するという、本当にビーバーか…?という様々な作戦で攻撃してきます。人間の方はアホなので特に有効な作戦はないです。不利すぎる

 

そして、ゾンビーバーには、ゾンビの例に漏れずしっかり感染力があります。あります…あるのです、が、噛みつかれたり引っかけられた人間はゾンビにはなりません。

 

ビーバー人間になります(?????)

 

どうしてそっちが伝染したんだろう…?たぶん、絵面が面白いからですかね…?(身も蓋もない)ゾンビーバー人間のビジュアルはなんだかんだ言ってもとても気持ち悪くて怖いです。どうしてこんなことに…

 

この手の怪物映画に出てくる池とか湖ってなんでこんなに汚いんでしょうね…?透明度がなさすぎる。沼ですよ沼。泳ぐシーンを見ると役者さんがかわいそうな気持ちになりますね…

あと、この映画はイヌがひどい目に遭ってしまうので、イヌがひどい目に合う映画が苦手な方はお気を付けください。人間とビーバーもひどい目にあうけどそれに関しては苦手な人は絶対観ないから大丈夫だと思います。

 

 

 

良い映画なので全人類と全ビーバーと全ゾンビに観てほしいですね!

 

 

 

今回も特にネタバレはありません。

 

あっ、でも映画のオチは良かったです。みんなも観てね!!

【映画】フランケンジョーズ

ボードゲームを丸一日やってると脳が悲鳴を上げて頭痛が起こることがあります。

 

頭痛が治ったので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「フランケンジョーズ」 

ナチスの生き残りのマッドサイエンティストによる「恐ろしい怪物フランケンシュタインと獰猛な巨大サメをかけ合わせれば最強の化け物が誕生する!」というわかりやすい掛け算の実験によって生まれた脅威の怪物フランケンジョーズが、平和な港町を襲う!!というスーパースペシャル・サメパニック映画です。

 

 

映画ジャケットに映る恐ろしい改造巨大サメに期待をして待っていると

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なんだこれは(大興奮かつ大喜び)

手足の生えた着ぐるみ…?というかこれは何…?サメなの?最高か…??最高すぎるでしょ…しかもこのブルーバック…この手の映画に対して期待するサービスの100点満点で200兆点行くやつですよこれは。最高ですね(あまりにも最高すぎて語彙を喪う)

それどころか、水しぶきや炎(あろうことか松明の火までもが)恐ろしいクオリティのCG、更には作中に出てくる建物までが、該当の条件を満たせる物件が見つけられなかったためかCGと写真のツギハギで作られています。

「予算の都合!!製作環境の都合!!」という、思うように映像のクオリティを上げられない呻き声はもちろん聞こえるのですが「ならいっそ逆方向に思いっきりアクセルぶっ飛ばしてマイナスの向こう側にぶち抜いてやるよ…!!」という潔い裂帛の意志を感じます。-100万点の2乗はマイナスではなく、1兆点なんですよ…!!

要するに「この映画はグッドじゃない…最高(ファンタスティック)!!!!」という完成度です。

 

あと、主人公の女の子、「野暮ったいメガネで三つ編み、読書と勉強が趣味のインドア派」という設定なんだと思われるんですが、演じている女優さんが、腕、背中、脚にタトゥーがバッキバキに入っているうえにビシバシにピアス穴も開いているので、なんというか…その…ぼくの好みなんですよね…(野暮ったいスタイルにピアスやタトゥー入れてる女の子が性癖)あと、ネコのタイツがめたくそかわいい。どうしてその服装を選んだのかはよくわかりません。かわいいからかな…

 

写真や文章ではこの大興奮を伝えることは出来ません。再生ボタンを押すことで、きっと新たな映像刺激体験を迎えることが出来ると思います。

良い映画なので全人類と全サメと全フランケンシュタインに観てほしいですね!

 

 

 

 

今回はネタバレは特にないです。

【映画】ミラクル・ニール!

高濃度カカオ、何%まで食べられますか?

 

ぼくは72%くらいのやつが好きなので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「ミラクル・ニール!」

地球人類に生きる価値があるかを議論する「銀河評議会」たちが、その滅亡前に救済措置として「地球人からランダムに1人選んで全能の力を与え、その力をどう使うかで地球の運命を決める」というテストを開始し、対象として選ばれた冴えない教師がその非常に厄介で融通の利かない全能の力に振り回されて色々ととんでもないトラブルや騒動を巻き起こしていくという、超能力ドタバタ異能ロデオ映画です。

 

この全能の力、というのが本当にもう厄介の極みで、たとえば「ウイスキーを最高級のものにしろ!」と願うとビンごと酒屋に突撃してそのビンが酒を誘拐しようとする(???)、「友人の恋愛よ成就しろ!」と願うとその友人の虜になった相手が崇拝のあまり新しい宗教を作って狂信してくる(???)、など悪意と拡大解釈、圧倒的な融通の利かなさを炸裂させた人騒がせな叶え方ばかりして主人公ニールをガンガンと振り回していきます。この適当に叶う願い事がまず面白すぎる。悪魔の願い事みたいですね。

 

しょーもない小物だけど善人で憎めない主人公ニール、優しくて強くて作画がキュートなヒロインキャサリン、そして非の打ち所がない完全なクズの敵役グラント、中盤言葉を手に入れてからは完全に強い相棒キャラ化する愛犬デニスと、複雑でなく人間関係がまとまっていて、コメディとしてコンパクトで助かります(アホなので)

特に悪役のグラント、登場1秒目ですでにクズ、結末に至るまで1秒もクズじゃない瞬間がないという素晴らしい悪役っぷりを発揮していますが、それでも観ていてイヤな気分にならないさじ加減、すごくないですか…?すごいよね

 

 

映画が終わった後のいわゆる読後感というか、結末の後味もとても良く(ひとつ気がかりなことは残りますが)作中の絵面のとっ散らかり方とは裏腹にきれいにまとまった素敵なコメディだと思います。

良い映画なので全人類と全喋るイヌと全銀河評議会に観てほしいですね!

 

 

 

ここからは例によってネタバレに触れつつの感想なので分けておきます。

 

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【映画】スーサイド・ショップ

最近Miliというバンド(音楽ユニット?)がお気に入りです。Meatball Submarineめちゃくちゃ好きです。

 

Miliが好きになったので、面白かった映画の話をしたいと思います。

 

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「スーサイド・ショップ」

国民すべてが絶望的な空気に包まれる中で法律により自殺が禁止され、罰金や違反切符が切られるようになった国(???)で、営業許可証の下で代々「自殺用品店」を営む家族。先天的に異様な楽天精神を持つ息子が生まれてしまったことから、その歯車が少しずつ狂いだしていく、というデスジョーク満載の希死念慮をミュージカル的な要素を絡めつつお届けするコメディ・カートゥーン映画です。

 

ちょっとクセがあり、どことなく陰鬱で毒々しいカートゥーンな絵柄とミュージカルの動きが、コミカルとブラックの両端をしっかりと掴まえていて、まさしくこのお話にピッタリ、です。動きも多くて単純に観てるだけでも楽しめます。

 

「自殺願望」と「雑貨屋」という本来そんなに結びつかないであろう2つの要素が生み出す「商品のおススメをしながらカジュアルに自殺を売る」という物語の基盤が最高です。

「自殺のバレンタインセール」「30%オフ」「配達に行ってくる」「自分へのプレゼント用の包装」などなど、どでかいパワーワードとパワー概念が洪水のように押し寄せてきます。こんなお店がしっかりお客さんが入って繁盛している、という描写も明るい雰囲気ながら絶望感があって素敵…SUKI…

自殺は違法行為(犯罪ではないらしい)なので、街に自殺者が転がってると警察がやってきて違反切符を切る、というのが好き。絵面がひどい

ただ、この映画でも「死」が軽く扱われるわけでは決してなく、それを幇助していることに対する家族の罪悪感や、自殺をしようとする人々の躊躇いや苦しみはしっかりと、濃く描写されています。ブラックジョーク満載ながら「死」に対してはしっかりと向き合った作品だなぁ、と思います。

 

わりとぼくも定期的に、自殺願望とまではいかないんですけどかるーめの希死念慮が頭を過ることが多いので「一度きりの人生、思い通りに死なないと!」とか「寿命が1年縮まっておめでとう!」とかのおもしろブラックだけどどこか心を突いてくる言葉がしみわたります(しみわたってる場合じゃないんですけど)

 

 

死に対して色々思う所があったり、いわゆる創作、フィクション、コンテンツでの「死」という概念に対して愛着があるような人には激しく刺さる作品だと思います。

良い映画なので全人類と全死者と全希死念慮愛好家に観てほしいですね!

 

 

以下少しネタバレなので例によって分けておきます。

 

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