こぶのなかのしる

観た映画のこととか、アナログゲームのこととか、色々と与太話して暮らしています

【ボードゲーム】初心者の方とボードゲームを遊ぶ時に気をつけたい事

あけましておめでとうございます。もうすぐゴールデンウィークなんですけどね。

そもそも2023年に至ってはブログ自体一切触ってなかったので、お久しぶりですにもほどがあるのですが…

 

 

 

なぜ急にブログに触ったかというと、ぼくは普段ボードゲームを遊んでいる時に自分が「あんたと遊んで楽しかったぜ…またあんたと遊んでやってもいいぜ…」って思ってもらえる、そうでなくとも「ボードゲーム楽しかったからまたどこかでやってみたいな」って感じてもらえるプレイヤーとテーブルを目指しているので、せっかくなのでそれに向けて普段考えたり、気を付けていることを書き出して人に見える所に置いてみようかな、って思った次第です。こうして表に出すことでひとりよがりにならないように自分に釘をさすという意味でも!

ちなみに、これだけ書くとめちゃくちゃ奉仕精神やんけ…になりそうなんですけど、実際のところは「しょんぼりしてる人と遊ぶよりニコニコしてる人と遊ぶ方がぼくもはるかに楽しいし、遊び終わった後『楽しかった!』『またやりたい!』と思ってくれたらまたこの人はぼくと遊んでくれるかもしれない」という極めてエゴい理由によるものです。社会貢献とかそういうのじゃないです…

 

 

【ボードゲーム】卓上ゲームで心がけてるお話 - こぶのなかのしる

ふと思い出して遡ったら数年前に似たような記事を書いていて、良くも悪くも今とあまり変わり映えがしなかったのですが、色々と追加で思うことが増えてはいるので、特に、ゲーム会に初めて遊びに来てくれた人や、ボードゲームそのものに不慣れな初心者の方と同卓するときに意識していることについて、ぽつぽつと書いてみます。

みっともなくたくさん予防線を張っておきますと、これがちゃんと達成できているかは到底自信がないものですし、あくまでぼくのポリシーでしかないものなので、これが正解、正義ではなく他の(たくさんの)プレイヤーのスタンスを肯定否定するものではありません。予防線!

 

 

 

まず一番最初になんですけど、ボードゲーム初心者の方に対してぼくは別に勝ってもらう(≒接待プレイをする)必要があると思っていなくて(勝敗争いを円滑にするためにルールに無理のない範囲でハンデを明言して設定するのはぼくは良いことだと思います)、初めて遊びに来た人はあくまでも「ボードゲームで勝ちに来ているのではなく『楽しく遊び』に来ている」、じゃあどうやったらその勝ち負けを別とした『楽しかった』状態になってもらえるか、ということを考えています。ぼくがそもそもゲームに勝つのはもちろん大事だし蔑ろにしてはいけないのですが、競技でなければあくまでも勝ちは『目標』であって『目的』ではないのではないか、と思っているためです。もちろん、勝てるなら勝った方が絶対楽しいので勝ってほしいし、ぼくも勝ちたいです。全員勝ちたい。全員で優勝しよう。

 

というわけで、初心者に対応する場合に限らず、ほかのプレイヤーに『このテーブルは楽しかった!』って思ってもらえるよう普段気にしていること、連ねてみます。

 

・ゲームをしている最中、全員が会話に参加できる(もしくはその会話の内容についていける)ようにする

・全員の行動や結果、勝敗や順位の移り変わりに対してたくさんリアクションをする。

これは何より大事にしていることなんですけど、ぼく自身「テーブルで自分が置いてけぼりにされること」がとてもイヤなので(なぜならおいてけぼりにされることが悲しいし楽しくないからです)、ゲームとテーブルにしっかり参加していてほしいのです。特にゲーム初めての方はその場にアウェイ感をどうしても感じてしまうと思うので、それを払拭するために積極的にリードしてゲームのテーブルに関わってほしい!「アタイ、今関わってるな!」って思ってほしい!

たとえばダイス目が良かったり、アクションが有効打だったりとか、ほんと簡単なことでもいいので、適当に流さずにひとつは言及してあげるといいな、って思います。

 

「他人のことを話題にする」に付随して、どうしても遊んでると自分の話をいっぱいしたくなるしぼくもしたいんですけど、そこはぐっとこらえて色んな人が話題になるように気にしたいな、って思ってます。たとえばそのテーブルに5人いるなら、テーブルが自分の話題に触れる割合は20%が適正なんだ、って念頭に入れておくとある程度自分の話ばっかりにならないようにコントロールできるかな…出来てるかな…出来てたらいいな。30%くらいは許してほしい…いや…でも…

 

 

・あいさつや声掛けをちゃんとする

これは地味に重要なことだと思っていて、全員着席してゲームの箱を開ける前に「よろしくお願いします!」って言ったり、ゲームが終わった後「お疲れ様でした!」や「ありがとうございました!」って言ったり、勝った人に「おめでとうございます」って言ったり、チップやカード取ってくれた人に「ありがとうございます」って言ったり、大きなものも細かいものも、一言あいさつがあるだけでなんかいい感じになる気がしませんか。健全な魂は素敵なあいさつに宿ると言いますし。たぶん。

 

 

・ゲーム中でもいつでも、何度ルール確認をしてもいい、という空気にしておく

これは具体的にカッチリそういう空気作るのむずかしい気もするんですけど(ぼくもわからん)一応ゲーム始める前に「分からなかったら都度確認してくださいね、何度聞いても大丈夫なので」ということは伝えるようにしています。ぼくもそうなんですけど、知らんゲームのルールを一度に覚えるのは不可能なので…実際ゲーム始まって、遊びながらじゃないとピンとこないことって多いですし。

 

 

・ゲーム中の行動に指示出しをしない

せっかくアナログゲームを遊んでいるので、思うように選択して遊んでほしいというか、人に行動をコントロールされてしまうと「自分がゲームを遊んでいる」感が削れてしまってなんか楽しくなくなるような気がするんですよね。ゲームに慣れてくると、他人の行動の効率の悪さとか最適解でない事とかがとにかく気になってしまうんですよね。そこはグッと我慢していきたい!

たとえばその場で選択肢が3つあるゲームで「AとBとCが出来るよ」って助言、確認するのはありだと思うんですけど、選択肢が10個ある中で「AかBかCがいいよ」っていうのは何となくあんまりよくないかな…っていう難しいライン…相手から助言を求められたら1択確定にならない範囲で答えていいと思いますけどね。

 

 

 

そしてなにより…

 

・めちゃくちゃ楽しそうに遊ぶ

これ超大事なんですよ。ぼくは少なくともそのテーブルで一番楽しく遊んでる自信があります。常に。常に、です。どうだ、まいったか。

自分が率先して楽しそうにすることで、ほかの人も何か楽しく遊べそうな気がしませんか。そうだったらいいな。ガチガチの競技ゲームでもない限りは、難しそうな顔をして辛気臭くプレイするよりは絶対いいと思う…ぼくは競技ゲームでもニコニコ遊ぶけど(悪いゲーマー)

 

 

 

というわけで、気分が楽しくなっちゃうと全部頭から飛んでっちゃうのでこれらを守れているかは分からないのですが、それで「初めてだけど楽しかったから、またどこかでボードゲーム遊びたい!」って思ってもらえたり「あンたとやったボードゲーム、楽しかったワよ…次もよろしくね…フフッ」って思ってもらえたら最高です。最高になりたいので、良いゲーマーになれるようにがんばります。

 

そんな感じの、出来ている人からしたら「そんな当たり前中の当たり前ばっか並べられても…」と思われてしまいそうな心がけですが、この記事を読んだ人の何かしらの助けのひとつになれば、久しぶりにキーボードをカチャカチャして長文書いた甲斐があります。

 

あと、今回はあまりたくさんは触れないのですが、「暇な時間(ダウンタイムや消化試合時間)が少ない」「ゲームの最後までなかなか脱落しない、もしくは脱落したと感じづらい」「自分で考えて行動を選ぶ所がちゃんとある」「プレイ時間のコンパクトさに対してコンポーネントが充実してて『ボードゲーム遊んだ!』感触が高い」とかほか諸々、初心者の方と遊ぶのに適したゲーム選び、っていうのもあると思うので、そういうのも考えていけたらいいなー

 

 

最後に、いつもぼくとボードゲームを遊んでくださる皆様、また、開催しているボードゲーム会にご参加いただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。みなさんのやさしさでぼくは昨日も今日も明日も生きています。また今後とも…よろしくお願いします…