こぶのなかのしる

観た映画のこととか、アナログゲームのこととか、色々と与太話して暮らしています

【ボードゲーム】はじめて遊ぶときのお話

アイドルマスターシンデレラガールズのライブのために大阪に行き、無事に魂と肉体を破損して帰ってきました。

 

死んでしまったので、今回は面白いボードゲームの話をしてみたいと思います。

 

 

身内の間でボードゲームを遊ぶ機会以外に、特にボードゲーム会やボードゲームカフェでの参加なんかだと、複数人で囲んだ時に1~2人初めての方、もしくは初めてではないけど初心者の方が混じる、ということがままあると思います。…あるよね?

そんな時に、右も左も、というその方に対して、経験者側はどんなゲームを用意してどう遊んでもらうか、ということについていつも頭を悩ませているんじゃないかなーと思うのです。ぼくはいつもそれで迷っています。

ただでさえ不慣れな所にルールや手順の難しいゲームだと処理能力がパンクしてゲームどころじゃなくなってしまうし、いわゆる麻雀や将棋のように定石、プレイスキルが大きく出るゲームだと勝てないどころか勝負から置いていかれるということもあって、あまり楽しくないまま終わってしまうかもしれないなぁと、それは残念だなぁと思うのですよね。せっかくなので、勝てないまでも「いい勝負!」という実感をもって遊んでもらいたい…でも経験者側が手加減してあそぶのはバカみたいだし、そういうのって意外に分かってしまうのでガッカリされてしまいそうです。

 

というわけで、今回は「初めての人が混じっていてもみんなで楽しく遊びやすい」というテーマで、(個人的なオススメに偏っていますが)ゲームを紹介してみたいと思います。

 

基本的には

 

・ルールが直感的でわかりやすい

・プレイスキル差が(全く無いわけではないが)出にくい

・ダウンタイム(何もしない手持ち無沙汰な時間)が少ない

・総プレイ時間が30分前後で重くない

・お値段がお手ごろ

 

あたりを基準に選んでみました。

 

 

 

 

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「ノイ」(推奨人数4~7人、基本的には多いと楽しい)

手元にある数字カードを順番に出して中央の数字に足していき、最初に101をオーバーしたら負け!という非常にシンプルなルールの足し算カードゲームです。

なんといっても非常にルールがわかりやすくて、自分の手番が異様に早く回ってくるので、いわゆる何もしない時間、というのが少ないのです。このテンポがとても大事。

そしてこのゲームのキモは数字以外に設定された特殊カードにあります。「数字を足す代わりに順番を逆回しにする」「強制的に中央の数字を101にする」など、わかりやすくて強力な効果があり、ゲームがわちゃわちゃに盛り上がります。効果もシンプルで◎です。

慣れてくると1ゲームのテンポがさらに上がって白熱してくるし、総ゲーム時間もコンパクトなので、オススメのゲームです。あと、安いです(大事)

 

 

 

 

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「ナンジャモンジャ」(推奨人数実質無限大ですけど、~5、6人くらいがいいかなぁ)

名前のない妖精さんに名前を付けていき、2回目以降に出てきたらその名前を叫ぶ!最初に叫んだ人が勝ち!という脳トレゲームです。

たったそれだけなので、あとは脳の瞬発力の勝負です。

経験者は前の名前に引っ張られて訳が分からなくなるので、実はこのゲームが一番強いのは初めてやる人です。早い者勝ちゲームなのでいわゆる「自分のターン」というのがないのはパーティゲーム系でも良い所ですね。

カードの妖精さんもいい具合にブサカワイイので印象的でたのしい…

 

 

 

 

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「ニムト」(推奨人数5~8人くらい)

牛のカードをみんなでワーッと一斉に出していき、中央のカードの列がワーッと溜まってワーッと6枚目の当たりを引いてしまうと罰点がワーッとなるゲームです(???)

例によってこのゲームもルールがシンプルです。けっこう直感的なのがいいですね。

 

個人的には、ルール説明が一通り終わったときに手札を2枚だけ配ってデモプレイをしてみるとゲームの流れが伝えやすくていいんじゃないかなーと思います。

もちろんこのゲーム、運だけじゃなくてある程度の定石はあるんですけど、まぁ、負けるときは負けるんですよ。勝っても負けても動きが派手で、全員一斉に動き、悩み、ぶっ飛ばされるので、待機時間があまりない、そしてやり応えも十分の、ボードゲーム会の1発目にも文句なしにオススメできる逸品です。

 

 

 

 

 

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「キャメルアップ」(推奨人数は初めてやる人がいるなら4~6人くらい)

ラクダのレースに参加する騎手、ではなく、それに賭けて儲けようとたくらむ大富豪になって一番儲けた人が勝つゲームです。

前の3作はカードゲームですが、まずラクダのコマ、サイコロを振る為だけの謎のピラミッド、馬券(ラクダ券)や応援タイル、なぜか生えてるヤシの木(ゲームには全く影響を及ぼさない)と、いわゆる「ボードゲーム」からイメージするセットの揃った豪華な盤面で遊ぶ初心者向けゲームならこれ!と思います。

肝心のルールも、基本的には「ラクダを進める」「賭ける」の2種類だけなのでわりと覚えやすいんじゃないかな、と思います。カタく進めるか、アツく賭けるか、そのプレイスタイルが大きく分かれるのも良い所ですね。ラクダがダイス目次第でヘンな動きをするので、それも楽しい所です。

 

 

 

 

ほかにも初めての方が遊べそうなゲームは沢山あると思うのですが、とりあえずこの4つをオススメしてみました。

ボードゲームを布教する際のひとつの参考や基準になればいいなぁと思います。一緒に遊んでください!後生です!!