最近朝ごはんがフルーチェになりがちです。
フルーチェは美味しいので、 面白かった映画の話をしたいと思います。
「LUCY ルーシー」
恋人のせいでギャングのドラッグ取引に巻き込まれお腹にドラッグ袋を詰め込まれて密輸の片棒を担がされた主人公ルーシーが、密輸中の事故でお腹の中で袋が破れてオーバードーズを起こしてしまい、常人が10%しか使用していない脳細胞がものすごい勢いで活性化し様々な能力を開花させていく、という異能爆発アクション映画です。
…なのですが、この脳の活性化で起こる現象や能力がものすごいことになってて、第一段階の20%開花ですら知らない言語や技能の瞬間習得、以降1段階、大体10%ごとに能力がとんでもねぇインフレを起こして「コンピューターや電子機器ジャック」「強烈なサイコキネシス」「電気信号を読み取ることによる数千km単位の千里眼」「細胞の急速な変異を使った身体変化」など、完全にわけのわからないレベルで暴走していき、最終的には“宇宙”になる(????)という、いやぼくも自分で何言ってるかよくわからないんですけど、だってそうなんだから仕方ないんですよ…そういうのどう考えても最高じゃないですか?能力が暴走していくことのビジュアルもめっちゃ見応えあります。
最初はただのなんてことはない(顔がいいだけで)平凡な学生のルーシーが、ドラッグの作用で脳みそがレベルアップするたびに精神性まで異常になり超然として人格がメチャクチャになっていくのとか、能力に精神まで乗っ取られて完全に暴走しておかしくなっていくのとか、異能力系(特に、人間性に影響を与えるタイプ)のフィクション作品が好きな人にはたまらない作品じゃないかなぁと思います。ぼくは大好きです。
ストーリーを楽しむというよりは、その主人公の変異を楽しむタイプのお話なのですが、そこに特化しているだけあって最高の映画なので全人類観てほしい…