つい先日アップルペンシルを導入したんですがあまりの使いやすさに動揺しています。
まぁ、購入してから不具合や初期不良に振り回されて2週間くらいかかったんですが…
アップルペンシルが便利なので、面白かった映画の話をしたいと思います。
「ザ・ハント ナチスに狙われた男」
ナチス占領下で施設破壊計画を実行したノルウェー軍工作員のたったひとりの生き残りが、中立国スウェーデンへの国境を目指して必死に、ただただ必死に逃げ延びる…
というだけの話ではあるのですが、その“だけ”があまりにも分厚くて重たい、非常にスリリングな映画です。
冒頭に「彼は無事に生還していた」というハッピーエンドな結果を提示するシーンがあり、そこから過去にさかのぼって逃亡劇が開始されるのですが、語られる肝心の逃亡劇があまりにもえげつなくて、開始5分で敵の攻撃によって足の指が吹っ飛ばされ(逃亡劇なのに)、極寒の厳しい山の中、中盤に差し掛かるかどうかですでにその足が壊死しはじめ(逃亡劇なのに)、お話が後半を通る頃にはまともに歩くことすら全く出来なくなり…(逃亡劇なのに)
と、考え得る限り最悪すぎるベリーハードモードで「ほんとにこれ生還できるの…?」「主人公今までに何回死んでる…?不死身…?」「…もう許して…彼が何をしたというの…(破壊工作をしました」と、ラストシーンから逆算するとどう考えても成功しているはずなのに泣きそうなほどドキドキします。成功する見込みがなさすぎる…どうしてこんなことに…彼が何をしたというの…(破壊工作をしました)
一応各所で出会う占領下の市民たちの協力はかろうじて得られるのですが、それでもハードモードすぎる…彼が何をs(ry
戦争が舞台の作品ではあるのですが、戦争の陰鬱さや過酷さ悲惨さよりも、寒冷地の直接的な無慈悲さがまで含めた、切り口の違う悲惨さ、つらさが伝わってくる、魂までも凍えるような強度のある作品でした…すき…元気のあるときに観てくださいね…